

令和2年度一覧
水力発電所
事業者名 | 発電所名 | 最大出力 (kW) |
最大使用水量 (m3/s) |
最大有効落差 (m) |
運転開始日 |
---|---|---|---|---|---|
長野県 | 横川蛇石発電所 | 199 | 1.40 | 17.89 | 令和2年4月 |
栃木県 | 五十里発電所 | 1,200 | 2.0 | 72.24 | 令和2年5月 |
山梨県 | 西山ダム発電所 | 49 | 0.54 | 12.57 | 令和2年8月 |
島根県 | 山佐発電所 | 199 | 0.82 | 32.28 | 令和2年9月 |
栃木県 | 小百川発電所 | 190 | 0.26 | 102.13 | 令和3年1月 |
太陽光発電所
事業者名 | 発電所名 | 最大出力 (kW) |
運転開始日 |
---|---|---|---|
群馬県 | 群馬コンベンションセンター太陽光発電所 | 499 | 令和2年7月 |
令和2年度発電所運転開始状況
水力発電所
小百川発電所(栃木県)
小百川発電所は、既設の砂防堰堤に設置した取水口と約2km下流の発電所との高低差を利用した水路式発電所で、令和3年1月に運転を開始しました。
最大使用水量0.26m3/s、最大有効落差102.13mにより、横軸ペルトン水車(1台)で最大出力190kW、年間供給電力量1,300MWh(一般家庭約400世帯分)の発電を行っています。

山佐発電所(島根県)
山佐発電所は、安来市広瀬町で県土木部が管理する山佐ダムの放流水を利用して発電を行う発電所で、令和2年9月に営業運転を開始しました。
最大使用水量0.82m3/s、有効落差32.28m、最大出力199kW、年間供給電力量1,317MWh(一般家庭 約420世帯分)の発電を行っています。

西山ダム発電所(山梨県)
西山発電所の水利使用許可更新において新たに規定された西山ダム維持放流水を利用した発電所で令和2年8月5日に運用を開始しました。
最大出力49kW、使用水量0.54m3/s、最大有効落差12.57m、横軸チューブラ水車を採用し、年間33万kWh(一般家庭約90軒分使用量に相当)を発電します。
ダム運用に伴い水位が変動しても放流量が一定になるようガイドベーンにより調整します。
発電電力は低圧で送電することによりコスト縮減を図りました。

五十里発電所(栃木県)
令和2年5月に運転を開始した県営五十里発電所は、国土交通省の「五十里ダム堰堤改良事業(選択取水設備等)」の施行に併せて建設したもので、選択取水設備から取水する河川維持流量等を活用した有効落差72.24m、使用水量2.0m3/s、最大出力1,200kWのダム式発電所です。
発生電力は一般送配電事業者(東京電力PG(株))に売電するほか、その一部を国土交通省所管の五十里ダム管理用電源として供給し、災害対策強化に努めています。

横川蛇石発電所(長野県)
県営横川ダムの放流水を活用した発電所として平成29年から建設に着手し、令和2年4月1日から営業運転を開始しました。
最大出力199kW、最大使用水量1.40m3/s、有効落差17.89m、年間供給電力量約1,510千kWh(標準家庭の約420世帯分)。発電所の名称は、地域に親しまれ、地域振興に寄与出来るように地元、辰野町の小中学生へ公募して決定しました。「蛇石(じゃいし)」とは、横川ダムにある国の天然記念物です。岩のしま模様が長々と川底に横たわる様が、大蛇に見えることから「蛇石(じゃいし)」と呼ばれています。
発電した電力は中部電力(株)・丸紅新電力(株)・みんな電力(株)の3社コンソーシアムを通じて、事業者の再生可能エネルギー率の向上や、信州産電力の価値向上を目指す「信州Greenでんき」プロジェクトとして、企業や一般家庭、大都市の保育園等に供給しています。

太陽光発電所
群馬コンベンションセンター太陽光発電所(群馬県)
群馬コンベンションセンター太陽光発電所は、令和2年6月に高崎駅東口に開所した国際会議、学術会議、展示会やコンサート・イベント等も開催可能な大型コンベンションセンター「Gメッセ群馬(群馬コンベンションセンター)」の展示ホール南側屋根面を利用した太陽光発電所です。
最大出力499kW、年間供給電力量は541,000kWhで、発生した電気は一般送配電事業者(東京電力PG(株))に全量売電します。
