公営電気事業は、地方公共団体が行っている発電事業です。
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発電所の開発状況

平成29年度一覧

水力発電所

事業者名 発電所名 最大出力
(kW)
最大使用水量
(m3/s)
最大有効落差
(m)
運転開始日
長野県 高遠発電所 180 0.96 23.00 平成29年4月
長野県 奥裾花第2発電所 980 2.53 48.17 平成29年4月
山梨県 重川発電所 110 0.5 28.32 平成29年6月
山形県 神室発電所 420 1.4 38.3 平成29年11月
栃木県 大下沢発電所 39 0.23 26.8 平成30年1月
神奈川県 早戸川発電所 72 1.3 7.18 平成30年4月

風力発電所

事業者名 発電所名 最大出力
(kW)
運転開始日
岩手県 高森高原風力発電所 25,300 平成30年1月

太陽光発電所

事業者名 発電所名 最大出力
(kW)
運転開始日
島根県 石見空港太陽光発電所 3,490 平成29年6月

平成29年度発電所運転開始状況

水力発電所

早戸川発電所(神奈川県)

 早戸川発電所は、神奈川県の基本政策である「かながわスマートエネルギー計画」における「再生可能エネルギー等の導入加速化」の取組として、企業庁が小水力発電を推進するなか、相模川水系早戸川において平成28年度から2か年で建設を行い、14番目の水力発電所として、平成30年3月28日に営業運転を開始しました。
 この発電所の特徴は、既設の取水口や取水えん堤を活用することで、あらたな土木設備の構築を必要最小限に抑えるなど環境影響に配慮しています。
 また、新たな取り組みとして、県内の小売電気事業者を対象に、愛川・谷ヶ原の太陽光発電所と早戸川発電所で発電した電気を使って電力の地産地消を行うパートナーの募集を行い、湘南電力(株)と平成30年4月から契約を結び再生可能エネルギーの地産地消を行っております。(契約期間は平成35年3月31日まで)

 最大出力:72kW 最大使用水量:1.3m3/s
 有効落差:7.18m 発電所型式:水路式


大下沢発電所(栃木県)

 大下沢発電所は、地元自治会が使用している生活雑用水の余剰水を活用した発電所です。
 本地点は、過去に水力発電所があった地点で、取水設備は既設設備を利用し、水槽は既設の一部を改造した上で、新規に水圧管や水車・発電機及び建屋などを整備したものです。
 最大出力39kW、最大使用水量0.23m3/s、有効落差26.8m、年間供給電力量308千kWh(標準家庭の約90世帯分)の発電所で、平成30年1月から営業運転を開始しています。


神室発電所(山形県)

 神室発電所は山形県エネルギー戦略を踏まえ、再生可能エネルギーによる発電量の増大を目的に平成24年度から建設に着手し、平成29年10月28日に完成しました。
 当発電所は、県土整備部が所管する神室ダム(平成5年完成)の河川維持流量(最大使用水量1.4m3/s、有効落差38.30m)を利用し、最大出力420kW、年間供給電力量290万kWh(標準家庭の約860世帯分)の発電を行い、平成29年11月1日から固定価格買取制度により全量売電し、再生可能エネルギー卸供給を行っています。


重川発電所(山梨県)

 富士川水系笛吹川の支流である一級河川重川の安定した水量と、既設堰堤間の落差を利用した小水力発電所で、平成25年度から10年間で10箇所程度の小水力発電の開発を目指す「やまなし小水力ファスト10」の第二地点目の発電所です。
 全国的にも稀な公営温泉施設の敷地内に建設した発電所で、温泉施設の利用客を始め、多くの方々に、身近なエネルギーを利用する小水力発電の有効性を知っていただけるよう、大型窓や説明パネル及び出力表示盤を設置する等、啓発施設の設置に工夫を凝らしています。
最大出力110kW、最大使用水量0.5m3/s、有効落差28.32m、年間供給電力量59万kWh(標準家庭の約160世帯分)の発電所で、平成29年6月から営業運転を開始しています。


高遠発電所(長野県)

 高遠ダムの維持放流水を活用した発電所として、平成25年度から建設に着手し、平成29年4月1日より営業運転を開始しました。
 最大出力180kW、最大使用水量0.96m3/s、有効落差23.0m、年間供給電力量約1,250千kWh(標準家庭の約350世帯分)、「天下第一」と称される伊那市高遠の桜にちなんで、愛称を「高遠さくら発電所」としました。
 発電した電気は、小売電気事業者を通じて東京都世田谷区の保育園などに利用されています。都市と農山村の交流の新しい形として、地方創生や地域間交流のきっかけとしていく予定です。


奥裾花第2発電所(長野県)

 豊富な雪解け水などを有効に活用するため、既設の奥裾花発電所に併設して建設した発電所で、平成25年度から建設に着手し、平成29年4月1日から営業運転を開始しました。
 最大出力980kW、最大使用水量2.53m3/s、有効落差48.17m、年間供給電力量約5,000千kWh(標準家庭の約1,400世帯分)、清らかな雪解け水の恵みを受けて咲く長野市鬼無里の水芭蕉にちなんで、愛称を「水芭蕉発電所」としました。
 高遠発電所と同様に発電した電気は、小売電気事業者を通じて東京都世田谷区の保育園をはじめ、東京都・名古屋・大阪の企業や家庭などに利用されています。


風力発電所

高森高原風力発電所(岩手県)

 高森高原風力発電所は、岩手県営として初めて出力変動緩和制御方式を導入した風力発電所で、平成30年1月1日に運転開始しました。
 2,300kWの風車11基を建設し、発電所全体の最大出力は25,300kWとなり、全国の公営電気事業者としては最大の風力発電所です。
 年間供給電力量は約5,300万kWhを見込んでおり、一般家庭で約1万6千世帯が1年間で使用する電力量に相当します。
 本発電所の運転開始により、企業局の発電所は、水力発電所が16箇所、風力発電所が2箇所、そして太陽光発電所が1箇所となり、全19箇所の最大出力の合計は173,870kWとなります。


太陽光発電所

石見空港太陽光発電所(島根県)

 島根県では、平成26年3月に江津浄水場太陽光発電所(430kW)を、平成28年3月に三隅港臨海工業団地太陽光発電所(1,800kW)及び江津地域拠点工業団地太陽光発電所(1,200kW)の営業運転を行っていますが、県営石見空港(愛称:萩・石見空港)の北側緩斜面に4箇所目となる最大出力3,490kW(東地区:1,500kW/西地区:1,990kW)の太陽光発電所を建設し、平成29年6月に運転開始しました。
 空港本来の用途を妨げず、広大な空港敷地を有効活用したものであり、全てのモジュールに防眩仕様の太陽電池を採用したことで、反射光による航空機への影響を低減しています。



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