公営電気事業は、地方公共団体が行っている発電事業です。
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発電所の開発状況

平成28年度一覧

水力発電所

事業者名 発電所名 最大出力
(kW)
最大使用水量
(m3/s)
最大有効落差
(m)
運転開始日
山口県 宇部丸山発電所 130 0.941 19.08 平成28年4月
群馬県 田沢発電所 2,000 1.85 142.52 平成28年5月
鳥取県 横瀬川発電所 198 0.465 54.37 平成28年9月
宮崎県 酒谷発電所 520 3.5 18.81 平成28年10月

平成28年度発電所運転開始状況

水力発電所

酒谷発電所(宮崎県)

 酒谷発電所の上流に位置する日南ダムは、酒谷川流域の水害防止を主目的として、昭和60年に治水ダムとして建設されました。
 近年、地球温暖化の問題やエネルギー政策の見直しなどにより再生可能エネルギーの普及が社会的な要請となってきたことから、水資源の有効活用を図るため、ダムから流している水を利用する水力発電所を新たに建設しました。治水ダムを利用した水力発電所は県内では初めてとなります。
 最大出力520kW、最大使用水量3.5m3/s、有効落差18.81m、年間供給電力量233.3万kWh(標準家庭の約650世帯分)の発電所で、平成26年度から建設を進め、平成28年10月から営業運転を開始しています。


横瀬川発電所(鳥取県)

 鳥取県では環境保全に関する実行計画である「とっとり環境イニシアティブプラン」のひとつとして、再生可能エネルギーの導入拡大を進めており、平成28年9月から普通河川横瀬川の水が持つ自然エネルギーを利用した最大出力198kWの小水力発電所の運転を開始しました。


田沢発電所(群馬県)

 群馬県企業局が32 箇所目の水力発電所として、平成24 年度から建設を進めていた「田沢発電所」は、平成28 年5 月20 日に国の検査が完了し、同日営業運転を開始しました。
 田沢発電所は、再生可能エネルギーの導入促進を図る「電源群馬プロジェクト」の構成事業として建設したもので、桐生市黒保根町上田沢に位置し、最大出力2,000kW、最大使用水量1.85m3/s、有効落差142.52m、年間供給電力量770万kWh(一般家庭の約2,100世帯分)、総事業費約35億円の流込式発電所です。なお、売電については、「再生可能エネルギーの固定買取制度」を活用しています。


宇部丸山発電所(山口県)

 宇部丸山発電所は、宇部・山陽小野田地区に供給する工業用水道施設の未利用落差を利用した小水力発電所です。既設の流量調整バルブを撤去し、狭く細長いスペースに水車発電機を設置するため、円筒状の水車を採用しています。
 有効落差19.08m、最大使用水量0.941m3/s、最大出力130kW の発電所で、平成26年度に工事着手し、平成28 年4 月から営業運転を開始しています。



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